Q.015狩猟の基本・始め方

動物がかわいそうと感じます。狩猟をどう考えればいいですか?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

そう感じるのは自然なことで、多くのハンターも同じ気持ちを抱えています。日本の狩猟は、捕ってよい鳥獣・期間・方法を法律で厳しく決めたうえで、増えすぎた野生動物の数を管理し、農林業や暮らしを守る役割を担っています。だからこそ、苦しませずに素早く仕留める技術と、獲った命を無駄にしない姿勢が大切にされています。

法律の目的は「保護」と「管理」の両立

鳥獣保護管理法は、鳥獣の保護と管理、狩猟の適正化によって、生物の多様性を守り、生活環境や農林水産業を守ることを目的にしています。約700種の鳥獣のうち、狩猟してよいのは46種だけで、数が少ない種や繁殖期は守られています(狩猟鳥獣(狩猟できる鳥獣)46種の一覧を教えてください)。

野生動物と人の関係が変わった

シカやイノシシが増えて森の下草が食べ尽くされたり、農作物が荒らされたりする被害が各地で起きています。クマの市街地出没も増えました。人が手を入れて数を管理しないと、森の生き物全体や人の暮らしに影響が出る地域があります(シカの被害にはどんなものがありますか?、クマの出没が増えているのはなぜですか?)。

ハンターが大切にしていること

命と向き合うハンターの心がけ 素早く仕留める 急所を狙い、手負いにしない。止め刺しは手早く確実に 無駄にしない 肉は食べ、皮や角も活用する。放置は法律でも禁止 撃たない判断 確実でないなら撃たない。見送る勇気 感謝する 獲物に手を合わせる、山の神に感謝する文化も
命と向き合うハンターの心がけ

気持ちの整理のしかた

最初の止め刺しや解体で、ショックを受ける人は少なくありません。無理に慣れようとせず、経験者と一緒に一つずつ向き合えば大丈夫です。スーパーの肉も、誰かが命をいただいてくれたものだと実感するようになった、という声も多く聞かれます(狩猟で「命をいただく」とはどういうことですか?(コラム))。

狩猟をしないという選択も、もちろん尊重されるべきものです。獣害対策には、電気柵の設置、エサになるものを片づけるなど、捕獲以外の方法もあります(電気柵は効果がありますか?張り方のコツは?)。

出典・参考:環境省「狩猟制度の概要」、e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(2026年11月時点で確認)

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