大きな理由は3つです。ジビエ料理が身近になり「自分で獲って食べたい」人が増えたこと、イノシシ・シカ・クマの被害の深刻化で地域が新しい担い手を求めていること、キャンプなどのアウトドアや自給自足への関心が高まったことです。特に、所持許可が要らないわな猟は始めやすく、関心の入り口になっています。
人気を支える3つの背景
ジビエと「命をいただく」体験
獲物を自分で解体し、肉としていただく体験は、スーパーで肉を買うのとはまったく違う実感を伴います。ジビエ料理店や加工施設が各地にでき、狩猟とのつながりを知る人が増えました(ジビエとは何ですか?、狩猟で「命をいただく」とはどういうことですか?(コラム))。
地域からの期待
クマの出没が過去最多になった令和7年度のように、野生動物と人の距離が近くなっています。市街地への出没に対応する「緊急銃猟」の制度もでき、捕獲の技術を持つ人の存在が改めて注目されています(クマの出没が増えているのはなぜですか?、「緊急銃猟」とはどんな制度ですか?)。
始める前に知っておきたい現実
- 獲物はいつも獲れるわけではない。猟期中に一頭も獲れないこともある
- 止め刺しや解体は、気持ちの面でも体力の面でもきつい作業
- 銃は保管や更新など、持ち続ける責任が大きい(猟銃はどうやって保管すればいいですか?ガンロッカーの決まりは?)
- 地域のルールや人間関係を大切にしないと、猟場が使えなくなる(猟場で守るべきマナーは何ですか?)
人気が高まる一方で、免許を取っても実際に出猟しない「ペーパーハンター」も少なくありません。仲間と経験の場を確保することが、続けるための鍵です(狩猟の師匠や仲間はどうやって見つければいいですか?)。
出典・参考:農林水産省「野生鳥獣資源利用実態調査の結果(令和6年度)」、内閣官房「クマ被害対策に関する関係閣僚会議」資料(令和8年5月)、環境省「狩猟制度の概要」(2026年11月時点で確認)