クマの出没が増えている背景には、クマの分布域が広がったこと、ブナやドングリなどエサの実りの年ごとの差、里山の手入れ不足や耕作放棄地の増加、人の生活圏の近くにすみつくクマの出現などが重なっています。国の資料では、令和7年度に出没件数50,776件、人身被害216件・被害者238人・死亡13人が報告され(集計時点)、深刻な状況です。
出没が増えている主な理由
被害の状況
| 項目 | 令和7年度(集計時点) |
|---|---|
| 出没件数 | 50,776件 |
| 人身被害 | 216件(被害者238人) |
| うち死亡 | 13人 |
国の対応
クマ類は、2024年に指定管理鳥獣に追加されました(四国の個体群を除く)。都道府県が計画的に捕獲や調査を進めるための制度です(クマが指定管理鳥獣になって何が変わりましたか?、「指定管理鳥獣」とは何ですか?)。また、令和7年9月1日には、市街地などにクマが出たときに市町村長の判断で銃猟ができる緊急銃猟の制度が始まりました(「緊急銃猟」とはどんな制度ですか?)。
個人でできること
- 自治体が出す出没情報をこまめに確認する
- 柿や栗の実を放置しない、生ごみを外に置かない(家の周りにクマを寄せつけないためにはどうすればいいですか?)
- 山に入るときは鈴やラジオで人の存在を知らせ、クマスプレーを持つ(クマスプレーは効きますか?使い方は?)
- 出会ってしまったときの行動を、あらかじめ知っておく(山でクマに出会ったらどうすればいいですか?)
クマの出没が多い地域では、狩猟者もクマに襲われる危険があります。クマの捕獲は経験豊富な人と組んで行い、単独で追わないようにしましょう(クマが出る猟場で気をつけることは?)。
出典・参考:内閣官房「クマ被害対策に関する関係閣僚会議」資料(令和8年5月)、環境省「クマに関する各種情報・取組」、環境省 報道発表「クマ類の指定管理鳥獣への追加について(意見募集)」(2026年11月時点で確認)