撃ってよい距離は、法律で決まった数字ではなく、自分が確実に急所に当てられる距離かどうかと、弾が届く範囲に人や建物などがないかで判断します。射撃場で練習して、自分の銃・弾・腕で確実に当てられる距離を知っておき、それより遠ければ撃たない、少しでも安全に不安があれば撃たないのが原則です。
撃つ前のチェック
撃ってはいけない状況
- 藪の中の影や、音だけで、獲物と確認できない
- 獲物が尾根の上にいて、背後が見えない
- 獲物の向こうに道路、家、田畑で作業している人がいる
- 獲物が仲間の方向に走っている
- 日の出前・日没後(銃猟ができる時間は決まっていますか?)
- 確実に当てられる距離より遠い
練習で距離をつかむ
- 射撃場で、決まった距離の的に、猟と同じ姿勢で撃つ
- 自分の銃・弾で、どの距離まで急所の大きさに収まるかを確かめる
- 距離の目測を日ごろから練習する(狩猟免許の目測試験はどう練習すればいいですか?)
見送る勇気
撃てるかどうか迷う獲物は、見送るのが正解です。手負いにしてしまうと、獲物を苦しませるだけでなく、追跡で危険が増えます。「撃たなかった」ことは失敗ではありません。
「当たるかもしれない」で撃つのは、獲物にも人にも危険です。確実さと安全の両方がそろったときだけ、引き金を引きましょう。
出典・参考:環境省「鳥獣保護管理法第38条の解釈について」、環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)(2026年11月時点で確認)