撃った獲物が逃げたら、①撃った場所と、獲物が逃げた方向を記録する、②すぐに追わずに少し待つ(獲物が倒れるのを待つ)、③血の跡や足跡をたどって探す、の順で行います。手負いの獲物を探し出して仕留めるのは、ハンターの責任です。ただし、手負いのイノシシやクマは非常に危険なので、安全を最優先にしましょう。
追跡の手順
血の跡からわかること(一般的な傾向)
- 泡の混ざった明るい赤の血:肺に当たった可能性。近くで倒れていることが多い
- 暗い赤の血:肝臓などに当たった可能性
- 血が少ない、毛だけ:かすった可能性。遠くまで逃げることがある
- 内容物が混ざった血:腹に当たった可能性。時間をおいて追うことが多い
これはあくまで目安で、状況によって違います。
追跡の安全
- 一人で藪に入らない:手負いのイノシシが待ち伏せていることがある
- 犬を使う:猟犬に探させると見つけやすいが、犬がけがをすることもある
- 倒れていても油断しない:死んだふりのように見えて、近づくと起き上がることがある
- 日没の時間:日が暮れると銃は使えない。追跡を続けるかどうか判断する(銃猟ができる時間は決まっていますか?)
見つからなかったら
どうしても見つからない場合は、猟隊の仲間と相談し、翌日に改めて探すこともあります。手負いの獲物を出さないためにも、確実に当てられる距離と急所で撃つことが何より大切です(シカやイノシシのどこを狙えばいいですか?(急所))。
手負いのクマの追跡は、特に危険です。経験の浅い人だけで追わず、地元の経験者や関係機関と相談してください。
出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)(2026年11月時点で確認)