Q.177猟の実践・猟場・猟犬

撃った獲物が逃げたらどう追えばいいですか?(手負いの追跡)

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

撃った獲物が逃げたら、①撃った場所と、獲物が逃げた方向を記録する、②すぐに追わずに少し待つ(獲物が倒れるのを待つ)、③血の跡や足跡をたどって探す、の順で行います。手負いの獲物を探し出して仕留めるのは、ハンターの責任です。ただし、手負いのイノシシやクマは非常に危険なので、安全を最優先にしましょう。

追跡の手順

手負いの獲物の追跡の手順 1 記録 撃った場所、獲物がいた場所、逃げた方向を覚える 2 待つ すぐに追わず、獲物が倒れるのを待つ 3 痕跡 当たった場所の毛や血を確かめる 4 追跡 血の跡と足跡をたどる。目印を付けながら 5 発見 倒れていても近づく前に確認。必要ならとどめ
手負いの獲物の追跡の手順

血の跡からわかること(一般的な傾向)

  • 泡の混ざった明るい赤の血:肺に当たった可能性。近くで倒れていることが多い
  • 暗い赤の血:肝臓などに当たった可能性
  • 血が少ない、毛だけ:かすった可能性。遠くまで逃げることがある
  • 内容物が混ざった血:腹に当たった可能性。時間をおいて追うことが多い

これはあくまで目安で、状況によって違います。

追跡の安全

  • 一人で藪に入らない:手負いのイノシシが待ち伏せていることがある
  • 犬を使う:猟犬に探させると見つけやすいが、犬がけがをすることもある
  • 倒れていても油断しない:死んだふりのように見えて、近づくと起き上がることがある
  • 日没の時間:日が暮れると銃は使えない。追跡を続けるかどうか判断する(銃猟ができる時間は決まっていますか?)

見つからなかったら

どうしても見つからない場合は、猟隊の仲間と相談し、翌日に改めて探すこともあります。手負いの獲物を出さないためにも、確実に当てられる距離と急所で撃つことが何より大切です(シカやイノシシのどこを狙えばいいですか?(急所))。

手負いのクマの追跡は、特に危険です。経験の浅い人だけで追わず、地元の経験者や関係機関と相談してください。

出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)(2026年11月時点で確認)

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