Q.163猟の実践・猟場・猟犬

巻き狩りとはどんな猟ですか?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

巻き狩りは、猟隊で山の一区画を囲み、勢子(せこ)と猟犬が獲物を追い出し、獲物の逃げ道に陣取った待ち場(タツ)の射手が撃つ猟です。シカやイノシシの猟の代表的な方法で、リーダー(シカリ、頭などと呼ばれる)の指示のもと、役割分担と無線での連絡、撃つ方向の取り決めが欠かせません。

巻き狩りの役割

巻き狩りの主な役割 リーダー その日の猟場と配置を決め、全体を指揮する 勢子 犬と一緒に山に入り、獲物を追い出す タツ(待ち) 獲物の逃げ道で待ち、出てきた獲物を撃つ 犬 においで獲物を探し、追い立てる 回収・運搬 獲った獲物を運び出す
巻き狩りの主な役割

1日の流れ

巻き狩りの1日の流れ 1 集合 朝に集まり、その日の猟場を決める 2 見切り 足跡などで獲物がいる区画を確かめる 3 配置 タツの位置を決め、射手が持ち場につく 4 追い出し 勢子と犬が山に入り、獲物を追う 5 射撃 タツが出てきた獲物を撃つ 6 解散 獲物を回収し、解体・分配
巻き狩りの1日の流れ

安全のルール

初心者の参加のしかた

初心者は、まず経験者のタツの近くで見学したり、勢子の手伝いをしたりしながら、猟の流れを覚えます。猟隊のルールや言葉は地域ごとに違うので、遠慮せずに確認しましょう(巻き狩りに初めて参加するとどうなりますか?(ケーススタディ))。

巻き狩りの事故で多いのは、仲間を獲物と見間違えた誤射や、タツの間の撃ち合いです。どんなに獲物を逃しても、安全の確認ができないときは撃たないのが鉄則です。

出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)、環境省「鳥獣保護管理法第38条の解釈について」(2026年11月時点で確認)

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