勢子(せこ)は、巻き狩りで猟犬と一緒に山の中に入り、獲物を追い出してタツ(待ち場)の方へ向かわせる役割です。山の斜面や藪を歩き回る体力と、足跡や犬の動きから獲物の居場所を読む経験が求められます。勢子が自分で撃つこともありますが、その場合はタツの位置に十分注意する必要があります。
勢子の動き方
勢子のコツ
- 風下から入る:獲物ににおいで気づかれないよう、風向きを考える(狩猟で風向きが大事だと言われるのはなぜですか?)
- 声や音:わざと音を出して獲物を動かす。猟隊によってやり方が違う
- 犬を信じる:犬の鳴き方で、獲物を見つけたか、追っているかがわかる
- タツの位置を頭に入れる:どこに誰がいるかを常に意識する
勢子の安全
- オレンジの装備は必須:藪の中で、タツから見えやすくするため(なぜハンターはオレンジ色の服を着るのですか?)
- タツの方向に撃たない:勢子が撃つと、弾がタツの方へ飛ぶ危険がある
- 獲物の反撃:追い詰められたイノシシが向かってくることがある(イノシシに反撃されることはありますか?)
- 転落や遭難:急な斜面、崖に注意。自分の位置を常に把握する(猟の途中で道に迷ったらどうすればいいですか?)
初心者にとっての勢子
勢子は、山の地形や獲物の動きを体で覚えられる役割です。最初は経験者の勢子についていき、犬の扱いや追い込み方を学びましょう。
地域によって、勢子の呼び方や役割の分け方、使う合図の言葉は違います。猟隊のやり方に従いましょう(猟師がよく使う言葉を教えてください(用語集))。
出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)(2026年11月時点で確認)