Q.174猟の実践・猟場・猟犬

狩猟で風向きが大事だと言われるのはなぜですか?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

シカやイノシシは嗅覚がとても鋭く、人のにおいが風に乗って届くと、姿を見る前に逃げてしまいます。そのため、獲物の風下から近づくのが狩猟の基本です。山の中では、時間帯や地形で風の向きが変わるので、風を読む力が猟果を大きく左右します。

風下から近づく

風を考えた近づき方 1 確認 風がどちらから吹いているか確かめる 2 位置 獲物がいそうな場所の風下側に回る 3 接近 においが届かないよう、風下からゆっくり近づく 4 待ち タツでも、風下側に陣取る
風を考えた近づき方

山の風の特徴(一般的な傾向)

  • 朝:冷えた空気が斜面を下り、谷に向かって風が吹くことが多い
  • 日中:日が当たって暖まると、谷から斜面を上る風が吹くことが多い
  • 夕方:再び冷えて、下る風に変わっていくことが多い
  • 沢沿い:沢に沿って風が流れやすい

実際の風は、天気や地形で大きく変わります。現地で確かめることが大切です。

風の確かめ方

  • 指を湿らせて、冷たく感じる側から風が来ている
  • 枯れ草やちぎった草、粉(ベビーパウダーなど)を落として流れる方向を見る
  • 木の葉の揺れ方、煙の流れを見る

においを減らす工夫

風を味方にできるようになると、獲物との距離がぐっと縮まります。猟のたびに風向きと獲物の動きを記録しておくと、自分の猟場の風のくせがわかってきます。

出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)(2026年11月時点で確認)

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