カワウは、川や湖のアユなどの魚を大量に食べて漁業被害を起こすことがあり、カラスは農作物の被害やごみ荒らし、生活被害を起こすことがあります。どちらも狩猟鳥で、猟期の狩猟に加え、被害を防ぐための許可捕獲も行われています。カラスは3種(ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス)が狩猟鳥です。
カワウの被害と対策
カワウは、魚を食べる大型の鳥で、群れで川や湖に飛来し、放流したアユなどを食べてしまうことがあります。漁業協同組合や自治体が、追い払いや、ねぐら・繁殖地の管理、捕獲を組み合わせて対策をしています。
カラスの見分け方
ミヤマガラスは冬に大陸から渡ってくるカラスで、くちばしの根元が白っぽいのが特徴です。
捕獲のコツと注意
- カラスは警戒心と学習能力がとても高い。同じ場所で何度も撃つと寄り付かなくなる
- 空気銃で、止まっているところを狙う方法がよく使われる(空気銃での猟のコツは?)
- カワウは水辺にいるため、跳弾や対岸の安全に注意する
- 市街地のカラスは、住居集合地域にあたる場所では銃で捕獲できない(銃猟禁止区域や特定猟具使用禁止区域とは何ですか?)
許可捕獲での対策
農業や漁業の被害が大きい地域では、市町村や漁協が許可捕獲を行っています。箱型のカラス用のわな(捕獲おり)が使われることもありますが、鳥類を捕るためのわなは狩猟では禁止猟法なので、許可捕獲の範囲で行われます(有害鳥獣駆除(有害捕獲)の許可はどうやって受けますか?)。
カワウやカラスの捕獲は、被害を減らすための対策の一部です。追い払いや、エサになるもの(ごみ、残った魚)の管理と組み合わせることで効果が上がります。
出典・参考:環境省「狩猟制度の概要」、山梨県「狩猟のルール」(2026年11月時点で確認)