Q.054狩猟者登録・猟期・ルール

鉛弾の規制とは何ですか?指定猟法禁止区域とは?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

鉛の弾で撃たれた獲物の肉や内臓を、ワシなどの猛禽類が食べると鉛中毒になります。これを防ぐため、指定猟法禁止区域では鉛弾の使用が禁止されており、北海道では鉛弾の使用などが広く規制されています。代わりに銅などでできた無鉛弾や、スチール(鉄)の散弾が使われます。

なぜ鉛弾が問題なのか

鉛中毒が起きる流れ 1 発砲 鉛の弾が獲物の体内に残る 2 放置 回収されない獲物や残渣が山に残る 3 採食 ワシやタカが肉や内臓を食べる 4 中毒 鉛を飲み込んで体内に吸収される 5 被害 弱ったり死んだりする
鉛中毒が起きる流れ

北海道では、エゾシカ猟で撃たれた獲物の残りをオオワシやオジロワシが食べ、鉛中毒になる被害が問題になりました。

指定猟法禁止区域とは

環境省の資料では、指定猟法禁止区域では鉛弾などが禁止されると説明しています。区域は、ハンターマップや都道府県の告示で確認できます。水鳥の多い湖沼などで、鉛散弾の使用を禁止している地域もあります(猟をしてはいけない場所はどこですか?)。

代わりになる弾

  • 銅弾(無鉛ライフル弾・サボット弾):シカ猟などで使われる。鉛より硬く、弾の変形のしかたが違う
  • スチール散弾:鳥猟で使われる。鉛より軽いため、号数の選び方を変える必要がある
  • ビスマス・タングステン系の散弾:価格は高めだが、鉛に近い性能

弾の種類によって射撃の感覚や銃への影響が違うので、銃砲店に相談して選びましょう(鉛を使わない弾(無鉛弾)にはどんなものがありますか?)。

鉛弾を使う地域でもできること

環境省は、鉛弾の使用を段階的に減らしていく方針を示しています。規制は年々変わる可能性があるため、登録先の都道府県の最新の決まりを確認してください。

出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)、環境省「狩猟制度の概要」(2026年11月時点で確認)

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