放血(血抜き)は、獲物を仕留めたあと、できるだけ早く、心臓に近い太い血管を切って血を抜く作業です。血が肉に残ると、臭みが出たり、肉が傷みやすくなったりするといわれます。わな猟では、止め刺しと放血を同時に行うことが多くあります(わなにかかった獲物の止め刺しはどうすればいいですか?)。
放血の基本
放血を上手にするコツ
- できるだけ早く:時間がたつと血が固まって抜けにくくなる
- 頭を下に:体を傾けると、重力で血が出やすい
- 太い血管を確実に:浅く切ると十分に血が抜けない
- 心臓が動いているうちに:わな猟では、気絶させてから放血する方法もある
衛生のための注意
- 放血に使うナイフは、清潔なものを使う
- 傷口に泥や毛が入らないようにする
- 血は土に埋めるなど、決められたとおりに処理する(食べない部分や捕獲した獣の残りはどう処分しますか?)
銃猟の場合
銃で仕留めたときは、弾が当たった場所によって血の出方が違います。胸に当たった場合は胸の中に血がたまっていることも多く、内臓を出すときに血を流し出します。
仕留めたと思っても、獲物が急に動き出すことがあります。放血のときは、角やひづめに注意し、必ず獲物の背中側から近づきましょう。
出典・参考:厚生労働省「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」、環境省「わなの使用について」(2026年11月時点で確認)