Q.202解体・持ち帰り・精肉

放血(血抜き)はどうやるのですか?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

放血(血抜き)は、獲物を仕留めたあと、できるだけ早く、心臓に近い太い血管を切って血を抜く作業です。血が肉に残ると、臭みが出たり、肉が傷みやすくなったりするといわれます。わな猟では、止め刺しと放血を同時に行うことが多くあります(わなにかかった獲物の止め刺しはどうすればいいですか?)。

放血の基本

放血の手順 1 安全確認 獲物が完全に動かないことを確かめる 2 姿勢 頭を低く、体を斜面の下に向けて血が流れやすくする 3 切開 胸の入り口付近から、心臓に近い太い血管を切る 4 排出 血がしっかり出るのを待つ 5 移動 放血が終わったら、すぐ内臓の摘出へ
放血の手順

放血を上手にするコツ

  • できるだけ早く:時間がたつと血が固まって抜けにくくなる
  • 頭を下に:体を傾けると、重力で血が出やすい
  • 太い血管を確実に:浅く切ると十分に血が抜けない
  • 心臓が動いているうちに:わな猟では、気絶させてから放血する方法もある

衛生のための注意

銃猟の場合

銃で仕留めたときは、弾が当たった場所によって血の出方が違います。胸に当たった場合は胸の中に血がたまっていることも多く、内臓を出すときに血を流し出します。

仕留めたと思っても、獲物が急に動き出すことがあります。放血のときは、角やひづめに注意し、必ず獲物の背中側から近づきましょう。

出典・参考:厚生労働省「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」、環境省「わなの使用について」(2026年11月時点で確認)

↑