Q.201解体・持ち帰り・精肉

獲った獲物の解体はどんな流れで進めますか?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

シカやイノシシの解体は、①止め刺し・放血 → ②内臓の摘出 → ③冷却 → ④皮はぎ → ⑤部位分け → ⑥保存の順に進めます。肉の味と安全を左右するのは、獲ってから冷やすまでのスピードと、肉を汚さない衛生です。厚生労働省の「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」も、こうした点を重視しています。

解体の6ステップ

解体の流れ 1 止め刺し・放血 確実に仕留め、すぐに血を抜く 2 内臓摘出 胃や腸を傷つけないように内臓を取り出す 3 冷却 沢の水や氷で体温を下げる 4 皮はぎ 毛が肉につかないよう、皮をはぐ 5 部位分け ロース、モモ、肩などに分ける 6 保存 真空パックして冷蔵・冷凍する
解体の流れ

スピードが大切な理由

獣の体温は高く、死んだあとも体の中で菌が増えやすい状態が続きます。内臓をすばやく取り出し、肉を冷やすことで、においや傷みを防げます。獲ってから処理場に運ぶまでの時間をできるだけ短くしましょう(獲物はどうやって冷やせばいいですか?)。

衛生のポイント

自分で食べるか、売るか

自分や家族で食べる分には、自分で解体できます。ただし、肉を売ったり、飲食店に出したりするには、食肉処理業の許可を受けた施設で処理する必要があります(獲った肉を売ったり、人にあげたりしてもいいですか?、獲った獲物を処理施設に持ち込むことはできますか?)。

初めての解体は、経験者と一緒に行いましょう。地域や猟友会によっては、解体の講習会も開かれています(解体の技術はどこで学べますか?)。

出典・参考:厚生労働省「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」、農林水産省「ジビエ利用拡大コーナー」(2026年11月時点で確認)

↑