Q.204解体・持ち帰り・精肉

内臓はどうやって取り出しますか?

公開日  運営:狩猟の疑問100運営事務局

内臓の摘出は、胃や腸を傷つけずに取り出すことが最も大切です。胃や腸の中身が肉につくと、菌で肉が汚れ、においや食中毒の原因になります。腹の皮を浅く切り、内臓を押し下げながら刃を進めるのがコツです。

内臓摘出の流れ

内臓を取り出す手順 1 姿勢 獲物をあおむけにし、足を開いて固定する 2 切開 腹の皮を浅く切り、指を入れて内臓を押し下げながら切り進める 3 肛門 肛門の周りを切り、腸の出口を縛るなどして中身が出ないようにする 4 食道 胸を開き、食道と気管を切り離す 5 取り出し 内臓をまとめて取り出す 6 確認 内臓や腹の中に異常がないか見る
内臓を取り出す手順

失敗しないコツ

  • 刃を外向きに:刃先を上(外)に向け、内臓に刺さらないようにする
  • 指でガード:指を入れて内臓を押し下げながら切る
  • 膀胱に注意:尿がこぼれると肉ににおいがつく
  • よく切れるナイフで:切れないナイフは力が入り、失敗しやすい(解体用のナイフはどんなものを選べばいいですか?)

内臓の異常を見る

取り出した内臓は、肝臓や肺に変な色や斑点、できものがないか、腹の中に膿や水がたまっていないかを確認します。異常があれば、その個体は食べずに処分しましょう(食べてはいけない獲物はどう見分けますか?)。

内臓の扱い

取り出した内臓は、決められた方法で処分します。心臓や肝臓(レバー)を食べる人もいますが、生で食べるのは危険です。必ず中心部まで十分に加熱してください(ジビエを生で食べてはいけないのはなぜですか?)。

内臓の摘出は、手袋をして行いましょう。獣の血液や体液を通して、病気がうつるおそれがあります(狩猟で気をつけたい感染症は?)。

出典・参考:厚生労働省「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」(2026年11月時点で確認)

↑