基本の手順は、①獣が足を置く場所に穴を掘る、②踏み板を入れてワイヤーの輪をその上にのせる、③ワイヤーの端を丈夫な立木などに固定する、④土や落ち葉で自然に隠す、⑤標識を付ける、の5つです。獣は人のにおいや地面の違和感にとても敏感なので、元の地面と同じ見た目に戻すことがいちばんのコツです。
仕掛けの手順
獣に気づかれないための工夫
- におい:手袋をはめて作業し、わなを土や草のにおいになじませておく
- 掘った土:余った土は離れた場所に捨て、周りに散らばらないようにする
- 踏み板の高さ:周りの地面と同じ高さに。沈みすぎても浮きすぎても違和感になる
- 足場:作業で周りの草や土を踏み荒らさない
固定の注意
- ワイヤーを結ぶ木は、イノシシやシカが暴れても抜けない、太くて根の張った木を選ぶ
- 獣が暴れたときに届く範囲に、人が通る道や崖がないようにする
- 固定するワイヤーの長さは、獣が回り込んでからまないよう調整する
作動の確認
設置したら、作動が確実かどうか、踏み板の感度を確かめます。感度が高すぎると小動物でも作動し、低すぎると獣が踏んでも作動しません。慣れないうちは、先輩に設置を見てもらいましょう。
バネを準備したわなは、人の手や足でも作動します。設置の作業中は、自分の手足を輪の中に入れないよう、手順を守って慎重に行ってください。
出典・参考:環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)、環境省「わなの使用について」(2026年11月時点で確認)