くくりわなは、獣が踏み板(トリガー)を踏むと、バネの力でワイヤーの輪が締まり、足をくくるわなです。軽くて持ち運びやすく、数を仕掛けやすいので、イノシシやシカのわな猟の主力です。選ぶときは、まず法律の規格に合っているか(輪の直径12cm以下、締付け防止金具、よりもどし、イノシシ・シカ用はワイヤーの太さ)を確かめます。
くくりわなの部品
方式の違い
- 踏み板式:地面に埋めた踏み板を踏むと作動する。もっとも一般的
- 押しバネ式:筒の中のバネを押し縮めて使う。力が強い
- ねじりバネ式:ねじったバネの戻る力で締める。コンパクト
方式によって、設置のしやすさ、作動の速さ、雪や凍結への強さが違います。地域の先輩が使っているものを参考にすると、その土地に合ったものが選べます。
選ぶときのチェック
- 法律の規格に合っているか(製品の説明に明記されているか)(くくりわなにはどんな規制がありますか?)
- 狙う獲物(イノシシかシカか)の足の大きさと力に合うか
- 地面が固い・石が多い・雪が積もるなど、猟場の条件で使えるか
- 交換部品(ワイヤー、バネ)が手に入るか
初心者のおすすめ
最初は、規格に合った市販のセットを数個買い、設置の練習を繰り返すのがおすすめです。慣れてきたら、部品を組み合わせて自分の猟場に合うように工夫する人もいます(わなは自作してもいいですか?)。
クマの生息地では、くくりわなでクマがかかる錯誤捕獲の危険があります。輪の直径の規格は、クマの足が入りにくくするための決まりでもあります(わなに狙っていない動物(クマ・カモシカ・犬など)がかかったら?)。
出典・参考:環境省「わなの使用について」、環境省「狩猟制度の基礎事項」(狩猟者向け研修資料)、山梨県「狩猟のルール」(2026年11月時点で確認)